休日


代休

土日会社に出て、作業が終わったのが今朝の七時。みんな朝まで働いたので、今日は代休という事となった。泥の様に眠ろうと思ったが、「眠い」より「しんどい」が強かったのでなかなか寝付けなかったが、連れあいの寝息に自分の呼吸を合わせるとあっさり夢の中へ堕ちた。

昼過ぎに目覚めた。休みの予定など何も考えて無かったが、空腹だったので、とりあえず洗濯機を回して近所のカフェで朝食を取った。帰って洗濯物を干し、もう一回洗濯機を回しながら掃除機をかけ散歩に出かけた。

散歩といってもPルコブックセンターやLフト等、ほとんど毎日と同じ景色。家も会社もこの街の徒歩圏内にある。映画館も本屋も服屋もお気に入りのタイ料理屋も全てこの街に揃っている。そしてたまの休日でさえこの街で過ごしてしまう。まるでこの街から出られない呪縛に取り憑かれている様に……。

が、こんな何も変わらない街並みでも楽しむ方法がある。それは旅行者としてこの街を見るのだ。とりわけ海外からの旅行者として、言葉が通じない位の設定で挑む。それに自分が海外旅行で体験した、新しい街を歩いた時に感じた新鮮な感覚を重ね合わせてみる。

例えば香港の銅鑼湾、バンコクのサイアムスクエア、クアラルンプールのブキッ・ビンタン通り等、同じ匂いがするアジアの繁華街を歩いているかの様に、この街を歩いてみる。客観的にこの街を見てみる。傍観者になってみる。するといつも行き着く感想は、「日本は面白いなぁ」だ。

そうこうしていると、連れあいの退社時刻になったので、合流してタイ料理屋へ行った。連れあいの会社も、この街の徒歩圏内だ。生春巻き、エビの春雨、豚肉炒め目玉焼きのせご飯を一気に食べた。食べた。食べた。胃袋がはち切れる程食べた。食後のデザートに、お笑いのDVDを借りて帰路についた。

Posted: 月 - 4月 5, 2004 at 02:31 午前          


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