悪い知らせ


準備。

 午前中母親から祖父が亡くなったという電話があった。突然の予想外の知らせに驚き呆然とし、祖母の悲しみを想像してみた。この電話の母の声は忘れられない。
 通夜は明日という。葬式の準備を整えなければならない。足りないのは、黒いネクタイと礼服に合う靴だ。暫くしてまた連絡があり、葬式の喪主は俺だという。祖父といえども養父なので当然の事かもしれない。靴とシャツを購入した後、本屋の冠婚葬祭コーナーへ。喪主の一番の難関は遺族を代表しての挨拶・スピーチであろう。早速参考になりそうな一冊を買った。
 つれ合いと合流し、今度はつれ合い用の黒いバッグ探しだ。途中黒いネクタイを購入したが、デパートが閉店の時刻になったので、バッグは明日の朝に買う事にして、オジョリで腹ごしらえをした。
 帰宅後夜中までスピーチの文章を考えていた。できるだけオリジナルの文章で家族の気持ちを代弁したいと考えていた。難しい言葉のオンパレードに困惑しつつも、一通り構成だけは作り終え寝ることにした。

Posted: 土 - 11月 1, 2003 at 02:31 午前          


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