昏睡(コーマ)




「ビーチ」「四次元立方体(テッセラクト)」に続くアレックス・ガーランドの三作目「昏睡」を読んだ。「28日後…」の脚本も入れたら四作目なんだけど。

今日は久々の丸一日休みだったので、夕刻時に起き出し、風呂でつれあいが読みかけの「昏睡」を読みはじめたら止まらなくて、そのまま夕涼みの散歩のお供に「昏睡」を。近場のカフェで読むのも能がないので、電車で読む事にした。井の頭線、吉祥寺駅で下車、そのまま適当に散歩するも、信号待ちでは「昏睡」の続き。そんなこんなで小腹もすいてきたので、カフェでカレードーナツを喰いながら「昏睡」読破。

夢なのか現実なのか、という「マトリックス」の様なお話だが、このアレックス・ガーランドは狂気と現実の挟間の、実と皮の間の絶妙な部分を描かせたら右に出るものがいない。徐々にテーマが人間の内面方向へ突き進んでいるが、挿絵もダークで面白い心理効果を醸し出している。その挿絵は版画家の実父の作品で、親子でこんな作品残せるなんてうらやましい。

Posted: 木 - 6月 17, 2004 at 04:12 午後          


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