炎と氷


よかろうもん。


 なっ…。つれ合いも読み終えたので、やっと感想が書ける。新堂先生の作品の中でも、今回の世羅という主人公は実にいいキャラクターをしていた。九州弁キャラというのがあまり怖くなく、愛着がもてる。新堂先生大阪出身なのに? 今回もまた闇金融のお話だが、生き生きとしたノリノリの文体で最後まで一気に読めた。これは正しく先生の集大成ったい。
 この人凄いと思ったのは、作品の中でこれはノンフィクションであると自ら言い放っている所だ。どう読んだってこれは作り話だろ。本の最後にはコレはフィクションであり云々って書いてあるのに。壮絶な最後も狂ってるし、…先生凄いよ。

Posted: 木 - 10月 30, 2003 at 02:31 午前          


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