マッハ!!!!!!!!


ギャガ試写室で「マッハ!!!!!!!! 」を観た。

俺はまだ興奮している。久しぶりにアクション映画を見て興奮したのだ。試写室を出ても、しばらく肘と膝で繰り広げられるムエタイアクションに頭が支配されていた。自分が脳天に膝蹴りを食らった様な感覚。

ワイヤーを使わない純度の高いアクションに鳥肌が立った。かっこいい…。昔ジャッキー映画を観に、わくわくしながら梅田の東映へ通っていた小学生の頃を思い出した。まるでサーカスを観る様に、ジャッキーアクションを見ていたあの頃…。

今ジャッキーは年をとり、CGのタキシードなんか着たりしちゃって、それでもコミカルカンフー健在なのだが、どうしてもキレが無くなってきている様に思える。それ以前にカンフーアクションはもはやジャッキーによって、やりつくされた感が高い。最近ではジャッキー映画が単館ロードショーやレイトショーだっりする物もある。

おまけにドニー・イェンが武術指導をしてワイヤーを駆使すれば、釈由美子ですらミシェール・ヨーになれるご時世、もはやカンフーは家電に成り下がった。

そんな中タイのスタントマン出身トニー・ジャー様の登場ってわけよ。早回しは使わずに、逆にリプレイのスローモーションが入る。よく格闘ゲームで技が決まった後に、モーションの美しさを見せる為にスローでもう一度再生するが、あれが入るのだ。しつこい程に入るのだ!

ストーリーはともかく、その映画の構成自体香港映画から汲み取ったものだし、その流れと言うのはジャッキーらが築き上げた道なのだが、こうしてタイから出た新たなアクションスターがその道を飛び越えていこうとしている所が興味深い。

Posted: 金 - 6月 18, 2004 at 04:13 午後          


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