LV16


バルクルム砂丘


鼻につく魚独特の匂いに、一瞬故郷アンダマン海を思い浮かべたアンダマンは、静かに目を閉じ闇に封印した。セルビナに到着したアンダマンは、港町を偵察した後、すぐさま外に広がるバルクルム砂丘に躍り出た。背中に汗が張り付いた。強く照りつける太陽、紺碧の海、澄みきった青空、むせかえる緑の匂い。アンダマンにとってここは楽園だった。

Posted: 土 - 1月 24, 2004 at 02:23 午前          


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