トニー・レオンのミッドナイト・エクスプレス


黒獄断腸歌之砌生猪肉

梁朝偉(トニー・レオン)主演の「トニー・レオンのミッドナイト・エクスプレス」をDVDで観た。何故か今日は梁朝偉二本立てだ。さっきの「裏町の聖者」見終わってから三十分休憩を挟んでの上映となった。

梁朝偉が無実の罪で牢屋にぶち込まれるプリズン映画だった。香港映画で刑務所モノと言えば周潤發(チョウ・ユンファ)の「プリズン・オン・ファイアー」が有名だが、まぁほぼそんな感じ。囚人のボス達も今までによく目にした香港映画悪役のオンパレードで素晴らしい顔ぶれ。囚人ボスや悪徳看守のいびりに陰嚢が縮み上がるも、それに正義感の固まり梁朝偉が立ち向かうという映画。

一つ勉強になったのが、頭髪茶と呼ばれる髪の毛を入れた紅茶を飲まされる拷問があるのだが、どうやら髪の毛が胃に刺さって相当痛いらしい。そういう時は枕の中の綿を飲んでもどすと良い。一緒に髪の毛も出してくれるからだ。いつか拷問された時のために覚えておこう。

で、この邦題の意味がよく解らないのだが、「恋する惑星」で梁朝偉扮する警官633番は、王菲(フェイ・ウォン)が働いていたサンドイッチ屋さんに度々通っていた。このサンドイッチ屋さんは、香港の蘭桂坊(ランカイフォン)にあるミッドナイト・エクスプレスという実在するお店なのだが、そこから取ったのだろうか? だとしたら邦題をつけた方はよっぽどの偉仔ファンだな。

Posted: 木 - 6月 3, 2004 at 02:23 午前          


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